ゲーミングモニター収集家な筆者が、本当におすすめできるPS5に適したおすすめのモニターを紹介します。
こんにちは、ゲーム大好きあーさんです。 モニターを集めるのは好きなんですが、場所をとって部屋が狭くなっている今日この頃です。
まずモニター選びは、遊びたい環境にあったものを選ぶのが超重要で、選び方が結構難しかったりします。

専門用語が多かったりとややこしい…
でもご安心ください。数々のモニターを見てきた私が、PS5に最適なモニターを激選してご紹介します! できるだけ分かりやすく紹介しているのでモニター選びに迷った方はぜひ参考にしてみてくださいね。
PS5モニターの選び方: 知るべき基礎知識5つ
画面サイズ: 適切な画面の大きさは?

インチ | 24型 | 27型 | 32型 | 43型 | 48型 | 55型 | 65型 |
高さ(cm) | 30 | 33.5 | 40 | 53.5 | 60 | 68.5 | 81 |
幅(cm) | 53 | 68.5 | 71 | 109 | 107 | 121 | 144 |
ゲーミングモニターやテレビの画面サイズは、見やすさを大きく左右する重要なポイントです。画面が大きいと映像による迫力は出ますが、その分視線の移動が大きくなり、目や首が疲れやすくなってしまいます。
目安として、机の上など近くにモニターを置くなら24インチ~32インチ、テレビのように離れて使うなら43インチ以上がおすすめです。 あくまでも目安なので、48インチをデスクに置いて距離をとって使ったり、32インチをテレビ台で近くでみたりと、使いたいスタイルに合わせてサイズを選ぶのが大切です。

プロゲーマーは、24インチをデスクで使っているスタイルがほとんどです。その次に27インチ多い。
テレビのサイズは、次に説明する「解像度」との組み合わせも重要になってきます。
解像度

解像度とは、モニターの映像を構成するピクセル(画素)の数を示す数値です。画面内のピクセル数が多いほど高精細な映像表示が可能になります。また、表示領域も広くなり、得られる情報量が増えます。

解像度が高いほど、画面内に映像を映す光の粒がたくさんあるイメージ
先ほども言いましたが、画面サイズとの関係も重要になってきます。
例えば、32インチの4K(3860×2160)と、32インチのFHD(1920×1080)では、同じ画面サイズでも、4Kの方がピクセルの密度が濃く、より繊細な美しい映像になります。 解像度に合わせた”デスク上”で使う画面サイズの目安は以下の通り
FHD 1920×1080 | WQHD 2560×1440 | 4K 3860×2160 | |
24インチ | ◎ | ○ | △ |
27インチ | ○ | ◎ | ○ |
32インチ | △ | ○ | ◎ |
48インチ | ✕ | △ | ○ |
FHD(1920×1080)なら27インチ以下。4K(3860×2160)なら27インチ以上、できれば32インチ以上をおすすめします。24インチの4K解像度は、映像は綺麗ですが、作業として使うにはオーバースペック気味と感じます。

デスク上で使う場合の”目安”なので参考程度に
リフレッシュレート
リフレッシュレート(Hz)とは、モニターが1秒間に画面を何回表示できるかを示す数値のことです。
例えば60Hz対応なら1秒間に60回画面の表示。144Hz対応なら1秒間に144回の表示が可能です。

モニターによって最大表示回数が決まっており、表示回数が多いほど、残像が少ないくっきりとした映像で、滑らかに動いて見えるようになります。
また、高リフレッシュレートのモニターは、画面が滑らかなだけではなく、得られる画面情報も速くなります。FPS系ゲームの一瞬の撃ち合い、格闘ゲームなどの一瞬の操作が重要なゲームにとってかなり有利になります。
もう一つ、フレームレート(fps)というのがあります。フレームレートは、PCやゲーム機側で映像を作り出す回数のことを言います。
PS5は最大120fpsの映像を作成できるので、120fpsの映像を楽しみたいなら120Hz以上のモニターが必要です。

120Hzモニターはほとんどなく、PS5でも主流の144Hzモニターを使います
解像度が高いとフレームレートは下がる
PS5は4K120fps対応とありますが、「高解像度」と「高フレームレート」両方を同時に使うのは現段階では厳しいです。 一般的な3Dゲームを4Kという高解像度の出力には大きな負荷が掛かり、120fpsを下回ってしまうことが多いです。それほど4Kという高解像度の負荷は大きいのです。

4Kは、一般的なFHDより4倍の解像度があります。4K映像を作り出すだけで結構大変
要するに、一般的な3Dゲームを遊ぶ場合、「解像度」と「フレームレート」はトレードオフの関係。
遊ぶ際には、高解像度な綺麗な映像を優先するか、高フレームレートなスムーズな映像を優先するか、どちらかの設定で遊ぶことが多くなります。
同様にモニター選びも、4K対応60Hzモニターか、フルHD144Hz(120Hz)対応モニターを選ぶことになります。この2つの選択肢は、遊びたいゲームのジャンルに合わせて選ぶことをおすすめします。
- FHD/120Hz: FPS系ゲームや格闘ゲームなど競技系のゲームで有利
- 4K/60Hz: RPGやアクションなど、美しい映像を楽しむ

ちなみに4K120Hzを同時に使える有機ELテレビがありますが、15万円とかなり高価です
応答速度のメーカー表記は気にしない
応答速度は、モニターが1回の映像を切り替えるのに掛かった速度です。
60Hzより144Hzの方が、切り替える回数が多い分、切り替え速度(応答速度)も速くなり、残像の少ないクリアな映像を表示できます。
大切なのが、同じ144Hzモニター同士でも切り替える速度には違いがあります。
144Hzモニター同士でも、残像感が違い、映像のクッキリさも変わってきます。 この「残像感」をなくすための重要な数値が応答速度であり、メーカーの技術力の見せ所でもあります。
気をつけたいのが、応答速度の数値は、パッケージなどに記載していますが、各メーカーの測り方・表記方法に明確な基準などなく、売り文句的な意味合いが強いです。

「応答速度 0.6ms」などのメーカー表記はほとんど意味がありません
後に解説しますが、応答速度はモニターに使われているパネルによって、ほとんど決まります。応答速度を選ぶよりパネルを選ぶことが超重要です。
パネルの種類(TN/IPS/VA)
現在主流のモニターには、液晶パネルが使用されており、「TNパネル」「IPSパネル」「VAパネル」の3種類が定番として使われています。
それぞれのパネルの特徴は以下の通り
TN | IPS | VA | |
色美しさ | △ | ◎ | ○ |
黒の表現 | ○ | ○ | ◎ |
視野角 | △ | ◎ | ○ |
応答速度 | ◎ | ○ | △ |
価格 | ◎ | ○ | ◎ |
- TN: 応答速度がとても速く、FPS系や格闘ゲーム等の競技系ゲームをガチめにプレイしたい方向け
- IPS: 画質が良く応答速度も速い。競技系や映像重視ゲームもOKな万能パネル。価格は高い
- VA: 画質が良く黒の表現が良い。映画や映像重視のゲームに向いている
パネルの応答速度は、最も高速なTNパネルで大体1~3ms。最新のIPSパネルは3~5ms。VAパネルは5~7ms程度となっています。

モニター選びで失敗したくない人は、万人向けなIPSパネルのモニターがおすすめ
PS5対応おすすめモニター8選
安い速い綺麗144Hzモニター「LG GNシリーズ」
スピーカー:✕ / 高さ調整:○ / VESA:○ / 保証:3年
入力: HDMI 2.0 ×2、DisplayPort 1.4 ×1
同梱ケーブル: DisplayPort 1.4
応答速度: 平均 3.6ms
発売日: 2020年 11月 28日
超大手モニターメーカーLGの最新ゲーミングモニターです。IPSパネルのなかでも、色が鮮やかで応答速度が速い最新のAH-IPSパネルを搭載。画質が良く残像が少ない万能モニターとして使うことができます。
サイズは23.8インチと27インチがあり、それぞれに簡易スタンド、高さ調整機能付きスタンドと、4種類のモデルが用意されています。「高さ調整はいらない」「モニターアーム前提の使用」なら簡易スタンドで価格を抑えられるのは嬉しいポイントです。(簡易スタンドモデルはAmazon限定)
スピーカーは非搭載ですが、モニターに搭載されている内蔵スピーカーは総じて音がよくないので、非搭載で価格が抑えられてるのも良いポイント。(おすすめの低価格スピーカー)
また、個人的にLGのモニターは設定画面が分かりやすく、操作はスティック方式で使いやすく気に入ってます。
モニターだけに予算を掛けたいって人には、下記で紹介している「BenQ MOBIUZ EX2510」よりおすすめできます。
- 低価格
- 画質・速さともに高水準
- 内蔵スピーカーは必要ない
- 安いスタンドタイプを選べる
- コスパが良いモニターがほしい
画質:
速度:
価格:
評価:
▼安い簡易スタンド [24GN600-B/27GN600-B]
▼高さ調整スタンド [24GN650-B/27GN650-B]
144Hz万能モニター「EX2510」
BenQ MOBIUZ EX2510
スピーカー:○ / 高さ調整:○ / VESA:○ / 保証:3年
入力: HDMI 2.0 ×2、DisplayPort 1.2 ×1
同梱ケーブル: HDMI2.0
応答速度: 平均 3.4ms
発売日: 2020年 9月 17日
BenQの新ブランド「MOBIUZ(モビウス)」の発表と同時に発売されたゲーミングモニターです。
超大手の液晶パネルメーカーAU Optronics製の高品質な最新IPSパネルが使われています。 このパネルの特徴は、色が美しく視野角が広いIPSパネルでありながら、IPSパネルの欠点とされていた応答速度が大幅に改善されています。

IPSパネルのなかでも随一の速さを持っています
また、「treVolo」と言う特殊なスピーカーが搭載されており一般的な内蔵スピーカーより音質が良いのも特徴です。(外付けの音質には敵わない)
- 画質・速さともに高水準
- スピーカーは内蔵が良い
- 内蔵スピーガーの音質が良い
画質:
速度:
価格:
評価:
超格安144Hzモニター「C24G1/11」
AOC C24G1/11
スピーカー:✕ / 高さ調整:○ / VESA:○ / 保証:3年
入力: HDMI 1.4 ×2、DisplayPort 1.2 ×1
同梱ケーブル: HDMI、DisplayPort、D-Sub
応答速度: 平均 5.4ms
発売日: 2018年 12月 14日
AOCは、1967年に台湾で設立した歴史ある企業で、PCディスプレイ市場では有名な大手メーカー。
「AOC C24G1/11」は、PS5対応モニターのなかでも超格安で購入できる144Hzゲーミングモニターです。低価格ながらも高さ調整可能なモニタースタンドや機能がしっかりしており、コストパフォーマンスはかなり高め。
サイズは、23.6、27、31.5インチの3種類と豊富。投入感がアップする曲面パネルを採用しており、144Hzで画質の良い安いモニターを探してる方におすすめです。
- 格安で144Hzで遊びたい
- 格安で画質も重視したい
- とにかく安いモニターがほしい
画質:
速度:
価格:
評価:
安い高速144Hzモニター「EX-LDGC242HTB」
I-O DATA GigaCrysta EX-LDGC242HTB
スピーカー:○ / 高さ調整:○ / VESA:○ / 保証:3年
入力: HDMI 1.4 ×3、DisplayPort 1.2 ×1
同梱ケーブル: DisplayPort
応答速度: 平均 2.5ms
TNパネルを採用した144HzのPS5対応ゲーミングモニター。
平均2.5msの高速な応答速度で残像感の少ないクッキリとしたゲームを楽しむことができます。
高さ調整あり、スピーカー搭載、HDMI入力3つと揃っているのがこのモニターの良いところ。サイズは、23.6インチ、27インチ、21.5インチの3種類。
気になるのがTNパネル特有の色表現の低さ。どうしてもIPSパネルと比べると画質は劣ってしまいます。上記で紹介したIPSパネルのモニターは、最新のIPSパネルで応答速度は平均3.5msあたり、こちらのTNパネルで2.5msくらいなので差は1ms程度。個人的には1ms差くらいならIPSパネルをおすすめしますが、FPS系などのゲームを中心にプロゲーマーに近い環境でプレイしたい方にはTNパネルの「I-O DATA GigaCrysta」はおすすめできます。
- 画質より速さを重視したい
- スピーカー搭載
- HDMI入力ポートをたくさん使いたい
画質:
速度:
価格:
評価:
144Hz&4Kモニター「27GN950-B」
LG 27GN950-B
スピーカー:○│高さ調整:○│VESA:○│保証:3年
入力: HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1
付属ケーブル: HDMI、DisplayPort
応答速度: 平均 3.2ms
画質が良いIPSパネルのなかでも、とくに色の再現性が高く視野角が優れているNanoIPSパネルを使用。 また、色だけではなく、HDR使用時の明るさ表現品質を規定する上位のDisplayHDR 600 を取得していており、単純な”画質”は最強クラスといっても良いです。 画面サイズは27インチと、ゲーミングモニター&4Kモニターとしては丁度よいサイズ感。欲を言えば32インチ版もほしかった。 残念なのがHDMI2.1ではないところ、HDMIが2.0なので、PS5では4Kの解像度を120Hzで遊ぶことができません。
- 最強クラスの4K画質を見たい
- 高品質なHDRを楽しむ
- FHD/144Hzでも遊びたい
- 映像を重視するゲーム・映像を楽しむ
画質:
残像:
価格:
評価:
低価格でHDRを楽しむ「32UL750-W」
LG 32UL750-W
スピーカー:○│高さ調整:○│VESA:○│保証:3年
HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、Type-C
付属ケーブル: HDMI、DisplayPort
応答速度: 平均 8.7ms
- HDRを楽しみたい
- 映像を重視するゲームで遊ぶ
- 映画やアニメなども楽しむ
画質:
速度:
価格:
評価:
大画面で速い有機EL「OLED48CXPJA」
LG OLED48CXPJA
スピーカー: ○│高さ調整: ○│VESA: ○│保証: 1年
映像入力端子: HDMI 2.1 ×4
応答速度: 平均 0.7ms
- 4K120Hzで動作可能
- 大画面
- 有機ELによる圧倒的な画質&応答速度
- 有機ELの中でも明るさが高い
- HDRが高品質
- コストパフォーマンスが良い
- テレビなので地デジチューナー内蔵
- 若干反射するグレア加工のみ
- モニターとは違うので電源がPCと連動しない
画質:
速度:
価格:
評価:
PS5用モニターに関するFAQ
応答速度の調べ方
「0.6ms」などと、モニターメーカーがカタログに載せてる応答速度の数値は、一瞬の最高値だけを記載したものであり、参考となる”平均値”はほとんど記載されていません。
詳しく応答速度を知りたい場合、高価な検証機材を使った応答速度の検証データが揃っている、海外大手モニターレビューサイトを参考にするのをおすすめします。TFTCentralやRTINGS.comなど、複数のサイトの応答速度数値を見て比べるのがおすすめです。