PCメモリのおすすめ&選び方

メモリ おすすめ 選び方 PCメモリ

メモリの選び方

規格について DDR3とDDR4の違い

メモリには規格があり、現在主流の規格「DDR4」と、一つ前の規格「DDR3」があります。

DDR3に比べて、DDR4は高性能になり消費電力が低くなっています。

形状も違っており互換性がありません。つまりマザーボードのメモリスロットに、違った規格のメモリを付けることができないようになっています。DDR4スロットなのに、安いからと購入してみたらDDR3だった!ということのないよう、使う予定のスロット規格とメモリ規格が合っているか確認が必要です。

適切なメモリ容量(8GB 16GB 32GB)

メモリ容量は、PCの快適さに関わってきます。メモリ容量が足りていないとどうなるか…

  • ゲームが重くカクカクする
  • アプリ・ソフトの動作遅い、動作が止まる
  • 複数のアプリ・ソフトを使うと動作が重たくマルチタスク性能が落ちる

など、動作に影響してきます。

よく使われている容量は、8GB、16GB、32GB。もちろん容量が多いほどコストは高くなります、メモリ容量が多いに越したことはありませんが、用途によっては使用容量・性能が余ってしまう場合があるので、目的・用途に合った適切なメモリ容量を選びましょう。

個人的には普及率が高くコストパフォーマンスが良い 8GB×2枚(16GB)をおすすめします。

4GB ネットサーフィン、ワード、エクセル、パワーポイント、簡単な画像編集
8GB 軽いゲーム、簡単な動画編集、Adobeソフト、CAD(製図ソフト)
16GB 3Dゲーム、本格的な動画編集
32GB VRゲーム、エフェクトが多い動画編集、シミュレーション計算など

メモリクロックについて

メモリにはメモリクロックというデータ転送の速さを示す数値があり、DDR4-2666、DDR4-3200など、4桁の数値で表されています。

この数値が高いほどメモリの速度が速いことになります。

ゲームで高フレームレート(FPS)を安定させる重要な数値ですが、一般の用途では、この速度の違いを体感できないことが多く、速いメモリは高価だったりするので、一般的なDDR4-2666あたりのメモリをおすすめします。

メモリのオーバークロックとは

メモリクロックには標準設定というものがあり、オーバークロック(OC)することで、標準設定を超えた速度で動作させることができます。単純に性能アップということですね。

例. 2666Hz→3200Hz(OC)

オーバークロックすることで、パソコン全体のパフォーマンスを上げることができますが、メモリ速度アップによるメリットは限られます。

  • ゲームのフレームレート(FPS)を上げる
  • 動画のエンコード
  • Photoshopなどの一部ソフトの動作

上記以外の用途ではオーバークロックさせる利点は少ないです。

ネイティブメモリとオーバークロックメモリの違い

メモリには2種類あり、スタンダード仕様のネイティブメモリと、オーバークロック用オーバークロックメモリ(以下、OCメモリ)があります。

OCメモリにはXMPデータが記録されており、マザーボードのシステムでXMPを有効化することで簡単にオーバークロックできるようになっています。

ただしOCメモリはオーバークロックせずそのまま使用すると、標準設定が2133Mhzなどの低い値になるので注意。ネイティブメモリは指すだけで2666Hzなど動作してくれます。

また、メモリの電圧はオーバークロックすると、標準の1.2Vから1.35Vになります。商品ページのOCメモリはオーバークロック状態の性能が記載されているため、電圧が1.35VになっているのでOCメモリというのが分かります。(例外あり)

ネイティブメモリ・・・安い、安定動作、お手軽
OCメモリ・・・速い、設定が必要

メモリのタイミング

メモリ情報の詳細を見ると「16-19-19-39」のように記載されている数値があります。この4つの数値はメモリの動作時間を示しており、「タイミング」と呼びます。数値が低いほど動作が速い。

数値が4つあるのは4項目のタイミングを示しており、一番左の数値が重要で「CAS レイテンシ」と呼び「CL16」「CL18」などと表記されています。

メモリクロック(3600Mhzなど)が同じメモリでも、タイミングが低いほうが性能の高いメモリになります。

DDR4-3600 16-19-19-39
DDR4-3600 18-22-22-42

上記2つのメモリではCL16である前者のが性能が高い。

同じ「CL16」同士でも他の項目の数値が違うパターン
DDR4-3600 16-19-19-39
DDR4-3600 16-16-16-32

もちろん後者が性能が高い。しかし最初の数値「CL」に比べ、他の数値の影響は少なく価格も高くなるので、コストパフォーマンスを考えると前者をおすすめしたい。

オーバークロックの注意点

メモリは相性問題が多く、オーバークロックする際にいくつかの要因で動作しなかったりすることがあります。

  • マザーボードとメモリの相性
  • マザーボードのシステムバージョンがメモリに対応しているか
  • メモリの品質(格安メモリは特に注意)

ここで紹介しているメモリは一定の品質があり、オーバークロックしやすいメモリを紹介しています。それでもマザーボードによっては動作しなかったりするので、注意が必要です。

※メモリのオーバークロックは自己責任になります。OCメモリを使うのに不安があるなら、ネイティブメモリの使用をおすすめします。

※当ブログのPC構成では、いくつかのテスト行った上でOCメモリを構成に含めています。

よくある質問

今使っているメモリ容量を確認する

  • タスクバー右クリック→[タスクマネージャー] 選択
  • タブの [パフォーマンス] 選択

メモリ容量、メモリの速度を確認できます

XMPとは

XMP(eXtreme Memory Profile)とは、メモリのオーバークロックを自動的に設定するプロファイルの規格です。

XMPを利用するにはメモリとマザーボードがXMPに対応している必要があります。