こんにちは、自作PCが趣味なあーさんです
「LEDライティングでパソコンを光らせてみたい!」と色々調べてみても、結局何をしたら良いのか分からないとお悩みではないでしょうか?
ということで「自作PCの光らせ方講座」を作成しました!
「光る自作PCには何が必要か」「接続の仕方が分からない」などの疑問を初心者の方でも分かりやすく解説していきます。
それでは、どうぞ!
LED(RGB)の光り方の仕様の違い
自作PCを光らせる上でまず知ってほしいのが、LEDの光り方の仕様についてです。パソコンを光らせるときに使うLEDパーツには「単色LED」「RGB LED」「アドレサブルRGB」と3種類の仕様があります。

どれも名前が似ていてややこしい
それぞれ光り方の仕様を見ると…
単色LED
- 色の変更ができず決められた色で光る
- 色の変更はできないが自動で虹色に光るタイプなどもある
RGB LED
- 色の変更ができる
- 複数接続されていると連動して全て同じ色になる
アドレサブル RGB(ARGB)
- 色の変更ができる
- 複数接続しても個別で色の変更ができるタイプもある
- さらにLED一個単位で色を変更できるタイプもある
アドレサブルRGBのなかでも複数の種類があり、高価なものはLEDを細かく制御できます。

価格は単色LEDが安く、アドレサブルRGBは高価です。RGB LEDは中間くらいの価格ですが、最近はほとんどみなくなりました。
LED仕様による接続方法の違い
3種類のLED仕様を紹介しましたが、接続方法もLED仕様によって変わってきます。
単色LEDの接続方法
単色LEDは配線が簡単で電源供給するだけで光らせることができます。
単色LEDに電源供給をする接続方法は二通り
- マザーボード上のファン用のピンに接続
- 電源ユニットに直接接続
順に解説していきます。
マザーボード上のファン用のピン を使う
ファンにはマザーボードに接続できる3pin端子と4pin端子どちらかがあります。どちらもマザーボード上のファン用のピンに接続することでファンを回転させてLEDも一緒に光らせることができます。
3pin端子でもファン用ピン(4pin)に接続できます。
ちなみに3pin端子と4pin端子の違いは
- 3pin端子のファンは回転数の調整ができない
- 4pin端子のファンは回転数の調整ができる

回転数が調整できる4pin端子のファンはPMWファンと言います。価格も3pinファンより少し高い。
電源ユニットから直接供給
単色LEDへのもう一つの電源供給方法
ファンから出ているペリフェラル端子を電源ユニットのペリフェラル電源に接続することでファンの回転とLEDが光ります。
ペリフェラル接続はマザーボードに接続しないため回転数の調整ができません。もともと回転数の調整ができない3pinファンでペリフェラル接続を使うことになります。
以上が単色LEDの光らせ方です。
単色LEDは電源供給のみで光らせることができるので接続方法もシンプルです。
単色LEDを複数接続したい場合
単色LEDファンを複数接続したい場合、マザーボード上のファン用ピンや電源ユニットのペリフェラル電源の数が足りない場合があります。
そのような時は分岐ケーブルを使います。
分岐ケーブルには色々種類があるのですが、おすすめは…
どちらも電源ユニットのペリフェラル電源から3pin/4pinに分岐します。
ペリフェラルなしで分岐するケーブルもありますが、マザーボード上の一つのピンだけで分岐して使用すると電源供給が不足してしまいます。

電源供給が不足するとファンの回転数が落ちたり、LEDの光量が少なくなってしまう。
ちなみに4pin分岐ケーブルはファンの回転を制御する必要があるので、一本別に出ている4pin端子をマザーボードに接続することで分岐先の制御ができるようになります。(制御はまとめてになります)
以上が、単色LEDの複数接続方法です。
RGB LED / アドレサブルRGBの接続方法
「RGB LED」と「アドレサブルRGB」は、光り方の制御ができる分、「RGB端子」という光る色を制御する用の端子があります。
なので、「RGB LED」「アドレサブルRGB」どちらのファンも「ファン回転用の端子」と「RGB端子」両方を接続する必要があります。
また、RGB LED とアドレサブルRGBにはRGB端子があると言いましたが、それぞれ使用するRGB端子の種類と接続先が異なります。
RGB LEDの端子は4pin、アドレサブルRGBの端子は3pinで、接続先もpin数と同じヘッダーに接続します。
RGBを複数接続したい場合
RGBファンの3個や5個セットなどのセット売りには専用のコントローラーが付属していることがほとんどです。
基本的にはこの専用のコントローラーを使い、RGBファンを複数接続して色や回転数の管理をします。
コントローラーを使った接続方法は、
- 複数のRGBファンをコントローラーに接続
- マザーボードとコントローラーを接続(ファンとLEDの管理のため)
- 電源ユニットとコントローラーを接続(電源供給のため)

コントローラーを使うことでRGBパーツの光り方を管理できます。ARGBだと光を順番に光らせたり、色をカラフルにさせたりと多彩な表現ができる。
コントローラーの独自規格
メーカーによってコントローラーの仕様は様々で、RGBファンとコントローラーを繋ぐ端子に独自規格が使われいることも多いです。
この独自規格が使われていると、AメーカーのコントローラーにBメーカーのRGBパーツを接続することができないといった問題が出てきます。
つまり、一つのコントローラーに複数のRGBパーツを接続できないので、光らせ方の管理がまとめてできず、RGBの連動した光らせ方ができなくなります。
できるだけRGBパーツはメーカーを統一して使うことをおすすめします。

コントローラーに接続するRGBパーツは主にRGBファンとLEDテープとなります。この2つはメーカーを揃えたいですね。
当ブログではメーカー別にRGBパーツをまとめた記事を作成しているので参考にどうぞ!
⇛光るPCパーツまとめ。ファン, 簡易水冷, CPUクーラー, メモリ, LEDテープなど
まとめ:どのように買えばいいか
各LEDの仕様をまとめました。
単色LED | RGB LED | ARGB | |
LED制御 | 不可 | 全体で | 個別で制御できる。LED一個単位でも可能 |
接続方法 | 電源供給のみ | RGB4pin端子、ヘッダーを使用 | ARGB3pin端子、ヘッダーを使用 |
分岐 | 分岐ケーブル | コントローラー(推奨) | コントローラー(推奨) |
価格 | 安い | – | 高い |
RGB LEDはあまり出回っていないので、価格を抑えられる安い単色LEDか、自由な光らせ方ができるアドレサブルRGBを選ぶことになると思います。
個人的には少し高くなってもアドレサブルRGBがおすすめです。単色LEDで同じ色だと飽きてしまいますし 、光らせた色のイメージが違ったときも変更ができません。
アドレサブルRGBやRGB LEDを選びたい場合、マザーボードにRGBヘッダーがあるか製品ページなどで確認が必要ですね。
配線など大変ですが、完成して光らせたときは感動モノですよ!
以上、自作PCの光らせ方講座でした!
当ブログでは、おすすめのアドレサブルRGBパーツをまとめている記事もあるので、ぜひ見ていってください。

